フリーズドライって、いったい何を作れるの?

フリーズドライは、水分を含んでいる食材に対して、その多くが適用可能です。例えば、珈琲(コーヒー)、味 噌汁、スープなどの汁物、甘酒、チーズ、酒粕、ヨーグルト、肉、チャーシュー、茶碗蒸し、うなぎ、ドライフラワーみたいなものですが、色がそのまま残るアイスフラワーと言われる乾燥花や、食材を彩るためのフラワー(食用)も作られています。受託加工として、非常食、防災備蓄用の長期保存食など、賞味期限が長い乾燥食品の製造に利用されています。フリーズドライには特段の前処理加工はいりません。塊にならないように凍結保存しておいたものを、あらかじめ冷やしておいたフリーズドライ装置の棚に入れたり、または生の野菜や果物をフリーズドライ装置の中で凍結し、乾燥までを一貫して行ったりします。一度に大量に収穫される農作物は、一度、冷凍保存しておけば、あとから少しずつフリーズドライ装置にかけてドライフードを作れます。

一般的な食品分野では、乾燥米(ドライライス)、カレー、おかゆ、雑炊、離乳食、ぜんざい、宇宙食、たまごスープ、野菜全般、納豆などでフリーズドライが利用されています。

フリーズドライは乾燥にこそ電力を使いますが、冷凍食品のような継続的な電気使用がないので、海外にも安価な輸送コストで輸出できるメリットがあります。

あと、ドッグフードの領域では、色々なペットのおやつの製造、特に とり胸肉、ささみの乾燥製品の製造が広く行われています。

果物ではストロンベリー(いちご)をはじめ、りんご、マンゴなど、さまざまなドライフルーツが出ています。

また、フリーズドライ食品は軽くて長期保存可能であるため、登山食、登山、備蓄食、非常食としても広く応用されています。

つまり、なんでもとりあえずできそうですよね。勿論、生が一番なのでしょうが、農産品は季節ものなので、ハウスものを除き、一年中食べることはできません。フリードライでは、収穫最盛期の完熟のイチゴだって、乾燥させて、完熟いちごの香りを一年中楽しめます。チョコレート含浸にも利用されています。

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