フリーズドライ味噌汁が普及していますが、味噌汁のフリーズドライ化のお話は多いです。また、フリーズドラ味噌汁を計画される方は、お味噌屋さんも多いです。そこで出てくるのが味噌の凍結乾燥(フリーズドライ)です。
お味噌の凍結乾燥できる?
フリーズドライ化は、乾燥対象物が凍結できていることが重要で、
もし、半分凍結しているようなショーベット状態だと、真空にするとあぶくが出てくる現象が見られます。そもそも、凍結が不完全だと凍らしたものがガチガチになっていなく、指で押すと少し柔らかい、こうしたものは完全凍結していません。水分が多いと、こういったものは真空にするとアブクが出てきます。お味噌の場合、水分含量が少なければ、−30℃でも完全凍結できない味噌であっても、真空にしてもアブクも出ずにフリーズドライ化が可能です。味噌の中には水以外の液体成分があり、こうしたものが完全凍結を阻害しています。その液体成分で揮発性の成分は真空中で水と一緒に飛んでくれます。
さて、凍結乾燥したらお味噌はどうなるでしょうか?
出来上がりは、ガチガチの板状になります。これを粉末にする場合、吸湿性がとても高い粉末のため、すぐにねっとりとした粉になってしまいます。もちろん、味噌の種類で異なります。味噌汁の場合には具も入っているため、フリーズドライ化したらスカスカ、カチカチの多孔質のものが出来上がります。このままでも吸湿してすぐにふにゃふにゃになることはないようです。
世間では食品のフリーズドライ化がブームとなっています。さて、あなたは何をフリーズドライ化してみますか??